pears

AHA PEARS®プロバイダーコース 受講申込

PEARS® は、急変アセスメント能力を鍛えるコース
BLSの一歩手前、つまり 生命危機状態 の判断・対応を身につける心停止予防の1日コースです。

具合の悪そうな患者/患児を見たときに、なにを優先的に考え、観察していけばいいのか?
体系的アプローチ と呼ばれる急変アセスメントのセオリー(A-B-C-D-E 評価)を使って、人が生きるしくみと命を落とす理由の理解を目指します。
呼吸音の判断や、陥没呼吸や皮膚色の変容の様子など、実臨床で撮影された動画と、心電図モニター画面を使って、実践的な観察・判断のトレーニングを繰り返します。

映像で提示される症例は 小児 ではありますが、成人にも適応できる【ショック】と【呼吸不全】の病態生理とアセスメント・臨床推論 を学べると定評を頂いています。

共催のBLS横浜ブログの中でもPEARS領域の学習のヒントを多数載せていますので、ぜひご覧ください。→ 『 BLS横浜ブログ PEARS関連記事50編 』

コース開催情報

2025年2月16日(日)  (※主催 BLS札幌 / 共催 BLS横浜 )
9:00〜19:00 札幌市中央区 募集中

申込みは下記ボタンをクリックし必要事項をご記入ください。

BLS横浜/BLS札幌の PEARS® プロバイダーコース の特徴

治療ではなく、安定化 -ナースが等身大でできること

PEARS®講習のゴールは、診断・治療ではありません。

これが ACLS や PALS プロバイダーコースとは決定的に違う点です。あくまでも判定(分類)であり、安定化のための介入です。

介入には、医療器具を使わないファーストエイド対応、医師や迅速対応チーム(Rapid Response Team:RRT)への報告を含みます。受講者各自が職場で許可された職務範囲に合わせたシミュレーション展開をしています。

患者の様態変化に気づき、急変の手前状態を発見できるのはベッドサイドにいる看護職です。
そんな日本の看護師にマッチした急変対応・心停止予防コースの決定版が PEARS® です。


横浜系PEARS - シミュレーションを省略しません

「わかる」と「できる」は違います。そこを自覚し、現場実践につなげるためのトレーニングがシミュレーションです。
PEARSプロバイダーコースは、「PEARSといえば横浜!」と全国から受講者が訪れる BLS横浜 と共同運営にて開催します。

教材が日本語化される前の G2005 時代から PEARS® を日本展開してきた共催のBLS横浜のPEARS®では、
誇りと自信を持ってシミュレーションに力点を置き展開しています。

コース概要


コース名  AHA PEARS® プロバイダーコース with シミュレーション

内容

・蘇生科学と小児心停止と救命のメカニズム
・体系的な評価・アセスメント手順
・呼吸障害の認識と判定、介入(上気道閉塞、下気道閉塞、肺組織病変、呼吸調整機能障害)
・ショックの認識と判定、介入(循環血液量減少性、血液分布異常性)
・呼吸停止、徐脈への対応
・心停止対応(小児/乳児BLS+AED)
・チーム蘇生の概念(Rapid Response Teamとの連携)
・シミュレーション・トレーニング
注)トレーニングセンターによってはシミュレーション訓練を省略する場合もあるようですが、BLS横浜/BLS札幌ではシミュレーション・トレーニングに力点をおいたPEARS®コースを開催しています。

などを含みます。

小児に起こりがちな呼吸系トラブル、ショックを中心とした緊急事態がメインテーマですが、傷病者評価の考え方や手法は小児に限らず、成人を含めた看護全般の患者アセスメントにとても有用です。

「なにかおかしい」という直観的な「気づき」を、どう発展させていくか、という「ベテラン看護師」が経験的に自然と行っている観察・思考パターンを新人ナースに短期間で合理的に身に付けてもらえる内容です。

対象
看護師(小児科経験不問)、救急救命士、救急隊員、養護教諭等

受講要件
・小児CPR+AED、乳児CPR(一人法/二人法)ができること
・バイタルサイン(呼吸数/脈拍数/血圧/SpO2/意識等)の基礎理解と評価ができること(看護学生1年目程度)

※BLSプロバイダー資格の保有は必須ではありません。
※BLSもしっかり学びたいという方は、BLSコース受講もご検討ください。

場 所
BLS札幌トレーニングスタジオ
〒060-0042
札幌市中央区大通西18丁目1番28号シャンボール大通601
札幌地下鉄東西線「西18丁目駅」2番出口より徒歩1分以内 【地図】

受講料
27,500円(受講料25,000円+消費税2,500円)
※下記の方は割引料金の 22,000円(税込)となります。
 ・全日制の学生(大学院生を除く)
 ・新卒ならびに卒後2年目までの医療従事者/消防職員/養護教諭
 ・BLS横浜/BLS札幌でAHAコース受講歴がある方(資格期限不問)

主催:BLS札幌  共催: BLS横浜
(企画運営:BLS札幌 講師:BLS横浜)

提 携
Amerincan Medical Response, Hawaii(AMR-TC)

テキスト

受講に際し、公式テキスト(PEARSプロバイダーマニュアル)は書店にてあらかじめご購入いただき、事前の予習をお願いしています。
PEARSプロバイダーマニュアル
~ AHAガイドライン2015 準拠 ~
 シナジー社刊(製本版)

正規のテキストをお持ちでない方は、AHAの規定上受講できません。
※2020年に蘇生ガイドラインが改定されましたが、PEARS®教材の改定はありません。2015年版テキストを使用します。

テキストの ii ページに、PEARS®受講者用ウェブサイトのURLとアクセスコードが載っています。
このサイトで、BLSや体系的アプローチなどの講習動画の一部が事前にご覧いただけます。

所要時間

PEARS®プロバイダーコースの所要時間は約8時間です。休憩時間等を含めますと、開始から終了までは10時間程度となります。
BLS横浜/BLS札幌では、シミュレーション訓練を省略せずに行っていますので、他団体の講習より時間は長めとなっています。

その他
・マスク着用の上でご参加ください。
・昼食のためのまとまった時間は設けません。
ランチョンセミナーの形式で昼食を摂りながら、講習を継続します。
弁当、サンドイッチ等を朝のうちに各自でご準備ください。

試験

筆記試験
小児の一人法CPRとAED、乳児の一人法CPRと二人法CPR
実技試験
DVDでの症例映像を用いた筆記試験。32問 四者択一式、テキスト参照可

資格証(カード)

修了証は、2週間ほどで電子認証 eCard で発行されます。必要に応じ各自で印刷ください。

事前学習・準備

PEARS® プロバイダーコースで扱う内容は、看護/医療系学生のうちの初期に学ぶ解剖生理学の基礎とバイタルサイン評価を現場目線で捉え直すだけで、決して高度な知識や理解が求められるわけではありません。
しかし、限られた講習時間を有意義なものとするためには、前提知識として、人が生きるしくみと命を落とすしくみを再確認いただくことが望ましいと考えています。
そこで、BLS札幌では、受講が決まった方には、メールによる事前学習のサポートを行っています。

復習参加について

BLS札幌または共催の BLS横浜 で PEARS® を受講いただいた方には、無料の復習参加 をご案内しています。

プロバイダーカードの有効期限内であれば何度でも無料で PEARS® コースにご参加いただけます。
会場のスペースと練習用マネキンの数が許す限り、受講者と同じように練習していただいています。

申込みフォームから、通常の受講と同様にお申し込みいただき、コメント欄に「復習参加」と明記し、
お手元のプロバイダーカードの受講日(カード発行日)も併せて記載ください。

お申込み

申込みは下記ボタンをクリックし必要事項をご記入ください。